だいぶ間があいてしまったけど、生きてます(笑)。
ライフワークバランスが崩れ落ちないスレスレを日々過ごしてます。
仕事が煮詰まったので、気分転換にブログ書いてみました。ひさびさに。
ちなみに多分、長文です。長くなります。
もう1ケ月ほど前になりますが、ジャミロクワイの武道館公演に行きました。
一度キャンセルになっていたので待ったよーーという感じ。
国際フォーラムじゃなくて武道館になって、会場としては良かったのだけど。
ひとりで行ったのだけど、左隣はカワイイ、キレイな長身のお嬢さんでした。
右隣は連れのいる背の高い男性。
時間ジャストに暗くなって、通路にいた私は慌てて席につきました。
JKはかつてのように軽くてピョンピョン跳ねて躍ることはなかったけど
(初来日、あの時は若かった、俺もみんなも歳をとったよね、とか言っていた)
それでもサウンドもピカピカ光って動く帽子もダンスも、なんだかカワイかった。
そう、ジャミロクワイは私にとってはカワイイのだ!
なんて、しょっぱなから楽しかったのだけど・・・どうも右隣が怪しい。
背の高い彼はなぜか手拍子が裏打ちで、気になるし
連れとなんだか大きな声で話してる。
連れは小さいらしく背の高い彼は相当、かがむ。
ちょっと邪魔。かがむのもなんか話してるのも裏打ち手拍子も。
いや、そんなことはふっとばすぜ、ジャミロクワイ。
・・・だが、しかし・・・
JKがMCに入ると
「英語、ぜんぜんわからね〜〜や」と大きな声。
どうやら背の高い彼の連れは英語わからね〜やの大声男性。
「でもアガるよねぇ〜」「まさか来れるとは思ってなかったっしょ」
「俺、聞くのよ、ようがく!」
あぁ。気が散る。MCに集中しようにも、そいつは声がデカい。
前の列の人が露骨に振り向いて睨むも、気がつかないらしい。空気を読まないタイプだなん。
次に新曲がかかる。
「知らないなぁ、これ。ねえ、知ってる?」
次も
「知らない。でも俺、ノリノリだもんねぇ」
その次も
「わからないなぁ。知ってるのやって欲しいよ」
新曲だけだよ、新しかったのは。次もその次も比較的有名なんだけど。
まぁ知らなくてもライブには来てOKだし、楽しみ方も自由。
だから、気にしない、気にしないと、右隣は見ないことにした。
ところがだ。
JKが次はSPACE COWBOYをやるよと言い、会場がわーーっとなったところ、
前奏が流れ、だいぶ経ってから、
「おぉーーーーすぺーすかうぼーいだ!いえいいえいーーー」
と、言いながら、右隣の背の高い人のあちらにいた小さいが声のデカい彼が
「変わって変わって」と言いながら、背の高い人と場所を変わり、隣に来た。
小さいずんぐりした男だった。
背の高い方の私ではあるけど、それはなくても普通に小さい男。
ノリノリでおかしな揺れをするから、腕がぐりぐりぶつかってくる。
なんだか、イヤだなぁと思っていたその時、その小男が私に向かって言った。
「お姉さん、すぺーすかうぼーいですよーー。一緒に躍りましょう!」
WHAT'S?
何を言っているのかわからず、あ然としてしまった。
そんな私の様子などおかまいなしに、小男は私のひじをつかんで
無理矢理、私の腕をあげようとする。
「ほらほら、楽しまなきゃソンですよ」
WHAT'S?
腕を振り切り、引いた顔で見る。いや、見下ろす。小男だから。
「さあご一緒に!!すぺーーーすかうぼーーーい」
JKの声をかきけす小男。
腹の底から嫌悪感がこみ上げる。
「ほらほら」とまた腕をつかもうとするのを振り切り、
「いや、結構です」と言うも、
「お姉さん、楽しまなきゃ損ですよーー」と来る。
お前のせいで楽しめないんだよ!死ね!...と思ったけど、口には出さなかった。
ただただ体を小さくして腕を組んで、引く。
助けてJK。
すがるような気持ちでステージを見る。
多分、20代の私なら真っ先に殴るか蹴っていたと思うけど、さすがにやらない40代。
なんでこんな意味のわからないヤツが隣なんだよぅ、泣けてくる。
SPACE COWBOYが哀しく聴こえたのは初めてだった。
その後、小男は「この人僕の上司なんす」と背の高い人を私に紹介するも
私はガン無視。そんな2度と自分を視界に入れない私をあきらめ、
なぜか私の前を「失礼、失礼」と言いながら手刀で移動し、
私の左隣のお嬢さんのところに行った。
誰かの連れが来ていなかったのか、ただの空席がわからないけど、
彼女の向こう側の席がひとつあいていたので
小男はどうやらそこに行ったらしい。←もう私は見ていない、本気で、拒否のため。
「いえーい、すぺーすかうぼーい」という声だけは聞こえていた。
SPACE COWBOYが終わると、小男はひょこひょこ帰って来た。
その後は彼の知っている曲がなかったらしく、わからない英語のMCもあり
やらかしたことを反省しているのもあったのか、まあまあ静かになった。
終始、小男の上司は裏打ち手拍子で、
小男はサンシャイン池崎ばりのイエーイを連発していたけど。
ライブが終わった時、小男が私と隣のお嬢さんの方に向かって
「どうもすみませんでした」と言った・・・と思う。
この時だけは異様に小さな蚊のなくような声で、実はよく聞こえなかった。
聞こえねーよ、コラ!・・・とは言わなかった、心の中でしか。
明るくなって、隣のお嬢さんは眉をひそめて首をかしげて見せた。
暗くても思ってたけど、明るくなって改めて見ると
とてもカワイイキレイなモデルかもしれないお嬢さんだった。
明るくなって見えた、小男はハゲていた。
上司はひょろっとして、顔色の悪い冴えない男だった。
ジャミロクワイのライブはサイコーだったのに、
なんだかいまひとつな気分にされ、
ここまで毎日チョーがんばって仕事も家事もしたのに
なんだか理不尽!と怒りと悲しみが入り混ざった気持ちで帰宅した。
家でお茶を飲んで一息ついて、小男とのことを改めて、思った。
私は一体、どうべきだったのか。
そこでやっと、タイトル。
「話の通じない共感できないややこしい近隣とどう接すればいいのか?!」
かつてマドンナのライブでゲイのお兄さんや外人さんと一緒に
騒いだことがあったけど、あれはごくごく自然だったと思う。
そこでのらなかったとしても、人の腕をつかんだりはされなかったはずだ。
「話の通じない共感できないややこしい近隣とどう接すればいいのか?!」
これは、近頃、北朝鮮について思っていることと同じだ。
小男は北朝鮮だ。私は日本。
そして、お嬢さんがアメリカだ。
小男は多分、ライブが始まる前からお嬢さんを見ていて、隙あらば
お近づきになろうと思っていた。
しかし、暗くなると同時に間に私が来てしまう。
小男(北)は本当は直接、お嬢さん(アメリカ)に近づきたかった。
だけど、地理的に無理。そもそも正攻法では相手にしてもらえない。
じゃあ、彼女の同性(同盟国)で間に位置している私(日本)をダシに使おうと。
自分の知っているあの曲のタイミング(自分の国のナントカ記念日というタイミング)で
攻撃(ミサイル発射)をしかける、私(日本)に。
しれっと害は大して加えてないと思ってる。むしろ自分の勇気に酔いしれる。
冗談じゃない。害を加えてるんだよ。勇気なんてありゃしないんだよ。卑怯者。
人をダシに使ってんじゃねーよ。バカにするな!
そもそも同じレベルで彼女に接することができると思うな!
「話の通じない共感できないややこしい近隣とどう接すればいいのか?!」
答えなんて、わからない。
相手はこちらの気持ちなんておかまいなしなのだから。
日頃、悪いことや汚い言葉を人に吐くと、自分も汚れると思ってる。
しかし、この日はどこかにいるであろうあの小男に言ってやった。
「このチビーーハゲーーいなかもんーー!」
なんて、
この夜は、北だけでなく、豊田議員も出てきてしまったよ。
ダークだね。ダークな夜でした。
今では笑える話になってますが、
残念ながら、SPACE COWBOYはトラウマになってますぜ。